2015年装苑11月号 松野莉奈さんご着用
2015年の話になりましてお恥ずかしいのですが、私が服を作って生まれて初めて、仕事として取材していただいた装苑11月号です。
服、いうのは可能性があると思うんです。
私が服をデザインし、作って、それを誰かに着てもらう。生活する。その生活は無限大です。
好きな人に会うための特別な服だったり、あえてほぼ毎日着る日常的な服だったり、今日はお気に入りのお花屋さんに行くからこの花柄のワンピースにしようと思ったり。
どんな人がどんな場所で、いつ着るか、私は予想もできません。それが今私がしている仕事の醍醐味かもしれませんが。
私立恵比寿中学、松野莉奈さんにご着用いただきました。彼女はお人形のように美しい顔立ちルックスで、てんとう虫の遊具に寝転んでいるポーズも可愛らしい。
私は初めて芸能人(松野莉奈さん)の女の子に着てもらい、紙面になった喜びをいつまでも忘れません。
心臓が飛び上がるような気持ちでした。
スタイリングしてくださった小山田さん、装苑編集部のみなさま、ありがとうございます。
松野莉奈さんに再び着ていただくことが出来なくなってしまって、私は正直言ってまだまだ彼女は生きているのではないかと思うくらい本当に信じられません。
何かの「初めて」ってすごく大きいです。
私の初めての気持ちになってくれてありがとう。
また、こちらの記事ではトークをしたのですが、トップバッターでうまく話せなかった思い出です。あれから2年の時が経ちました。
少し宣伝になるかもしれませんが、こちらのブルゾンやスカートは、もうすぐ始まる伊勢丹解放区での催しにてリバイバルとして販売いたします。また詳しくはblogにて書きますね。
梨都子